切り絵作家モチメ
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"T"
 

T : Tradition 伝統

変化しつつ、守り伝えられていく文化。

大原に伝わるt
raditional dance・・・「八朔踊り」は、京都市登録無形民俗文化財のひとつです。
大原八町の総氏神江文神社の「八朔祭」で奉納されます。
暗闇に、ぽわん、ぽわんと浮かぶ、提灯の灯りと若衆の菅笠。
その様子が印象に残り、切り絵で描きました。

八朔踊りについて、「大原の行事と観光のカレンダー」から引用します。

「絣の着物に菅笠を被った村の宮座の若衆が輪になり、道念音頭で踊る豊作祈願の踊り。
道念音頭は、修学院や一乗寺・北白川、上賀茂あたりに残る、題目踊り、紅葉音頭や鉄仙と同じく、念仏踊りがルーツと思われます。
かつては八ヶ村各町の音頭で夜中まで踊っていましたが、最近は約二時間で終了します。」

今年は8月31日に開催されました。
暗闇の中、歌声のみの音頭に率いられ、村の若衆が階段を上ってきます。
闇の暗さと提灯の灯りがとても幻想的で、初めて観た今年、心が震えました。


今年大原に来たばかりの私ですが、ありがたいことに踊りを教えていただく機会に恵まれ、この日も少し参加させていただきました。

盆踊りでも踊っていましたが、8月末は徹夜続きでフラフラだったこともあり、心臓はバクバク、異常な緊張・・・
徐々に落ちつきましたが、神社の前で地元の人に混じって踊ることで、伝統や祭の重みという一面を感じました。


冒頭に、変化しつつ守り伝えられていくと書きました。
実際に、伝統のこのお祭も、少しずつ変化していることを、地元の方のお話からも感じています。
いくつか興味深いこと。

・子どものころ、祭であまり遅くまで踊るなと言われた。狐に化かされるから。
(60代の方のお話。そのころはかなり遅くまで踊られていたのでしょうか)
・音頭の歌い手に、雨でも晴れでも、番傘が差しかけられていた。
(この風習は今はありません)

上の写真のやぐらも、数年前の映像では見られませんでした。
今は明るいライトがつけられていますが、これもなかったとのお話。
朔、新月・・・月のない夜、星空の下に提灯の明かりだけがゆらゆらと・・・目に浮かぶようです。

時代に合わせて、少しずつ形を変えられながらも、続いているということが貴重、それに触れられることも貴重。
携わる人々の仕事も、生活も変わって、伝統行事を続けることは本当に大変なことだと、歴史の残る土地で暮らし、痛切に感じるようになりました。

私が生まれ育ったのは、そもそも、そういった行事の少ない、都市部のベッドタウンだったから。
だからか、なぜか、子どものころから、異常なまでに祭への憧れがありました。
家の中からお神輿が通るのを見るのが夢でした。
この家から神輿は見ていませんが、見てしまったのは、なんと・・・山伏!!??
ほら貝が聞こえる!と思って窓にダッシュしたら、白装束の人たちが、続々と歩いてゆかれるではないですか!!
超びっくりした・・・
地の方に話したら、よういるで〜と、あっさり返されましたが。




近代以前から続く祭のある場所で暮らし、できることならその祭にかかわっていくこと。
それは私の憧れであり続けます。

次回"U"は10月21日(月)更新です。



















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コメント
すばらしい新作切り絵ですね。
男衆の表情や着物の質感が見事ですね!
京都の祭りや行事をシリーズで切り絵で表現していくのはいかが?
彼岸花は堪能できました?
| 中川正洋 | 2013/10/09 5:18 AM |
ありがとうございます。
祭、切り絵のライフワークとしていけたらと思っています。
ただ、対象がとても大きいので、実力を思い知らされますね・・・
挑戦のないところに発展はあらず!の心で、取り組んでいきたいです。

土手にいっぱいの彼岸花は、想像以上で壮観でした。


| モチメ | 2013/10/10 6:17 PM |
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