切り絵作家モチメ
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号外「落合の滝」の謎
ある日大原のアトリエに封書が届いた。
その中にはメッセージとともに、十数枚の写真のはがきが。




京都大原の尼寺、寂光院に関する古いはがきの数々。
朱印が押してあるものもある。


左・朱印なし「郵便はがき」
右・朱印あり「郵便はかき」便利堂の文字入り
「はがき」と「はかき」、木々の生長や屋根の様子から、朱印なしのほうが新しく、10年くらいの間隔がありそう。

平成12年の放火で焼けてしまった本堂や建礼門院平徳子の座像が写されていて、希少に思われる。
ちょうどその晩は月に一度の古文書研究会の日で、地域の歴史に詳しい方々に会うので、持参した。

主宰のUさん、手にするなり「僕も集めているけれど、これだけそろっているのは珍しい」
目をつけられたのは、寂光院そばの川に現存する、落合の滝の写真。
ちょっと預からしてと、しばらく詳しく見てもらっていた。

そして数日後。
「あのはがきから、落合の滝の名前の意味がわかった」との知らせが。

こちらが、現在の滝の写真。




こちらが、絵葉書の写真。



違いがわかりますでしょうか。
現在の滝は一筋、はがきの滝は二筋。

Uさんいわく、元はこうして二筋の滝が「落ち合って」いたから「落合の滝」と呼ばれていたのだろうと。
それが、現在は土木工事で流れが変わり、一筋の滝しか落ちていないから、「落合」の意味がわからなくなってしまった、ということ。

今は謎になってしまっていた地名の由来が、一枚の絵葉書から判明したのは、不思議な感慨。
このことは大原の座談会でも紹介されました。



現在の寂光院





さてここで種明かし。
大原の地名史に一石を投じたこの絵葉書を送ってくださった主は、日本モダンガール協會代表淺井カヨ女史
でした。
カヨさんありがとうございます!

草木染の大原工房にて

以上、もみじのくれない色深まる京都大原から、号外をお届けしました。



 
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